日本の教師達に思う事
年が明けてから早くも数日が経ちました。
学校教育にかけては素人の分際で昨年このブログで二度に渡って日本の教師達をディスる記事を書いて来ましたが、しかしその一方で彼らに理解・同情できる面もあります。
教員試験の倍率
まずこちらの参考サイトを拝見したところ、教員採用試験の倍率は地方により異なるようですが高い所では10倍近くにもなるそうです。
更にこれでも倍率は低下しているらしく、2000年度では和歌山は54倍もの倍率があったそうです。
教師達の労働環境
次に高い倍率の試験を突破して教師になれた後の労働環境ですが、下記の参考サイトに書かれている通り我々が想像している以上に過酷なものらしく、特に部活動の顧問を担当している人は地獄の様な毎日を送っている人もいるそうです。
「あれほど高い倍率の試験をかいくぐってきて、そして今でもこんなに重労働をしてきている自分が信じているものが間違っている筈がない、少なくとも自分よりずっと年下であり、自分にものを教えてもらっている立場であり、人生の初心者ともいえる生徒の考えの方が正しいなんてことはあり得ない。そんなことはあってはならないんだ。また自分の見てこなかった、学んでなかったものはものは必要のない、若しくは間違っているものに違いない!今まで多大な努力をして多くのものを築き上げてきた自分の学んできたことや、今でも信じている事こそが正しいに決まっているのだ!」
飽くまで素人から見た独断と偏見ですが多分彼らは自分たちの思考と生徒たちの意見・考え・発想に対してこんな風に思っているのではないかと思います。
以前から筆者は日本の教育はもっと根本から見直した方が良いんじゃないかと思う一方で、自分の学んできた事だけを絶対視するマニュアル人間の様な日本の教師達にそれができるのか、という疑問も抱いていましたが、こうして教員試験の倍率や労働環境について調べた感じだと、彼らをそういう脳にしてしまっている一因はやはりその環境にある様に思えてなりません。
教育の環境を見直すには、まずは教師たちが置かれている環境から見直すべきではないでしょうか?